レポート1:おそうじ本舗

2015年9月、テレビでCMを見かける「おそうじ本舗」の事業説明会に行きました。実際に体験した印象をなるべくそのまま書いていますので、ご参考にしていただければ嬉しいです。

説明会体験!まずはハウスクリーニング界の最大手「おそうじ本舗」から

2015年9月、おそうじ本舗の事業説明会に参加しました。場所は東京・池袋のランドマーク、サンシャインシティの57階。さすが業界最大手です。

知っている場所にあると思うと、なんだか安心ですね。でも、一方で「ここの高いお家賃を支えているのが、加盟者からのロイヤリティか…」と複雑な思いも、ちょっとだけ脳裏をかすめました。

受付から内線で説明会に来たことを告げると、担当の方が来て、挨拶をしてくれました。説明会は、合同説明会かと思いきや、どうやら個人面談形式のようです。

おそうじ本舗:エントランス

資料請求時以上の詳細な資料が配られます

応接用のブースに通されると、机の上には説明会の担当者さんの自己紹介と連絡先が印刷されたA4の紙があり、その横には参加者の名前入りウェルカムメッセージ付きのフォルダに入った資料が用意されていました。さらに、フォルダを入れて持ち帰るための封筒も付いています。

この行き届いた準備と配慮も、やはり大手と言う感じ。

フォルダには「本日の説明会の流れ」が書かれていました。以下の通りです。

  1. 第一部 会社案内(所要時間:約10分)
  2. 第二部 おそうじ本舗事業説明(所要時間:約60分)
  3. 第三部 サポート・収支・開業資金について(所要時間:約20分)
  4. 第四部 質疑応答(所要時間:約10分)
  5. 事前に説明会の流れや所要時間の配分が分かるので、心の準備ができて良いですね。

資料の中身も、以下の通り、たっぷりです。

  • パンフレット「FC(フランチャイズ事業)にご案内」
  • おそうじ本舗の出店案内のA4二つ折りのリーフレット
  • 「開業までの流れ」の表
  • 開業時に配るというお客様向けのチラシ
  • 開業資金の計画書
  • 事業計画書(1〜2年目)
  • 雑誌や新聞などのコピー(内容はオーナーインタビューなど)

おそうじ本舗の配付資料

動画と資料を組み合わせた分かりやすい説明が特色

受付表に氏名・住所・考えている加入の時期などの内容を記入し終えた頃に、担当の方が戻ってきて、説明会の流れを教えてくれました。

まずは第一部の「会社案内」フランチャイズ本部の会社概要に関する説明です。TV-CMで見かける「おそうじ本舗」以外にも6つのFC本部を運営しているのですね、知りませんでした。フランチャイズに関するノウハウが蓄積されている、というところでしょうか。

FCは、個人での自営業ではなかなか作り出せない「信用」と「実績」、言い換えると「ブランド」「看板」を本部から借りてくることだという意味のことを説明されました。なるほど、確かに知らない名前のお掃除屋さんよりは、芸能人が出てくるTV-CMでバンバン名前を売っているおそうじ本舗さんに依頼をしたくなるお客さまも多いのでしょう。

事業説明はたっぷり1時間!

続いて第二部の「おそうじ本舗事業説明」。

先に感想を言うと、集中した状態で1時間説明を受けていると、かなり疲れます! でも時間を掛けるだけあって、ハウスクリーニング業界全体の市場規模や動向などの知識は、かなりしっかりと身につけることができます。

説明は、ノートパソコンを使ってのパワーポイントのプレゼンテーションと動画の再生のあと、要所要所で担当者の方が口頭で補ってくれる…という流れでした。動画の再生中には、担当者の方は席を外します。動画の終わるタイミングで担当者の方が戻って来るので、待たされたりという時間のロスはありません。

市場の可能性で参加者の期待感をあおる!

事業説明の内容としては、まず、ハウスクリーニングは今後も伸びていく市場であることを、他の市場の規模と比較しながらの説明と、なぜ伸びるのかという市場の背景に関して、分かりやすい説明がありました。

他の2社と同じく「ハウスクリーニング業界は2020年の東京オリンピックまでには8,000億円の市場になっている」という予測で、出店の期待感を盛り上げています。

ここで何度か「始めるのにはタイミングが大事」「タイミングを逃すと、参入したところでお客様が全部取られていて、この需要の拡大に乗ることが出来ない」という言葉が繰り返されました。また「投資するなら今!」という表現も。

パンフレットの表紙にも「今がチャンス!」と書かれているので、出店希望者を「今すぐ決心しましょう」と説得するのが、おそうじ本舗の説明会のスタイルなのかもしれません。

事業内容の説明で「ハウスクリーニング業って何?」に答える

説明会に来る人の中には「なんとなく他の業種より安く済みそうだから」レベルの知識量で来る人も多いのでしょう。ハウスクリーニング業務とは何か、フランチャイズとは何か、という、基礎の基礎を、きっちりと教えてくれます。

在宅中の一般家庭の清掃、退去後の清掃、事務所清掃などの違いや、エアコンクリーニングやバス・トイレ清掃などのスポット清掃の、それぞれの業務内容、メリット・デメリットなどを説明していただきました。

やはり大手の担当者さんは、営業専任の方なので、説明がとにかく上手でわかりやすい! そして「始めればすぐ儲かりそう…」という夢を描かせてくれます。

この時点でかなり「おそうじ本舗さんに決めてしまおうかな…」と心が決まりかけました。

第三部 サポート・収支・開業資金について

質問タイムはまだでしたが、ここで事前に気になっていた、開業資金の中の「システム導入費15万円」という項目について質問しました。

まずは加盟者にはiPad miniに、専用アプリをインストールした状態で配布されるそうです。

そのアプリを通じて、e-ラーニングによる新技術の講習や、本部からの顧客紹介が行われるとか。本部に入った依頼をアプリを通じて掲示して、それを見たフランチャイジーが、早いモノ順で「やらせてください!」と申し込む仕組みだそうです。なんとなく、タクシーの配車みたいですね。ちなみにその場合は本部に30%の紹介料を支払うそうです(リピーターになった場合は、次回から紹介料なし)。

清掃先で、落ちにくいシミやヨゴレがあったときに画像を本部に送るとアドバイスがもらえたり・・・という使い方もできるそうです。こういう徹底したシステムとネットワークは、大手に強みがあるなぁと、つくづく感じ入りました。

収支や開業資金の話題で頭が冷える

収支の説明にうつり、実際にどういう時間割で仕事を入れればいくら儲かるという話になりましたが、この辺りは「実際にそんなにすぐ仕事が来るわけない」という、ちょっと非現実的な数字でのお話。

思った通りを口にしましたが「たしかに開業後すぐにこれほどの数字にはならないけれど、後は頑張る人と頑張らない人の違い」という、やんわりとした答えが返ってきました。

つぎに事業資金の話にうつったのですが、ここで「自社ローンでも開業資金が貸せる」という事を聞かせてもらい、それまでの前のめりの気持ちが少し収まりました。自分の場合、開業資金に充当できる予算は用意できていたのですが、予算がまだ用意できていない人には、借金を勧めてまで、加盟金を支払わせてフランチャイジーにするのだろうか…と思ってしまったからです。

それまで「おそうじ本舗さんにお願いしようかな?」と決まりかけていた気持ちが、ここで少し萎えたのです。

いきなり加盟申込書が渡される!締め切りは5日後

最後の第四部「質疑応答」の時間になって、出店を考えている地域を伝えると、

「支店同士が顧客を奪い合わないで済むように支店を配置しているので、その地域に出せる店舗はあと残り一つ」と言う答えが返ってきました。

「早くしないと、その地域の出店枠が埋まってしまう」とも。

もう少し考える時間が欲しいという意志を伝えると、いきなり「フランチャイズチェーン加盟申込書」が渡されました。なんと、申し込み募集締め切りとして、説明会の5日後の日付が書かれています。

申込書には、返信用封筒、加盟審査の受け方・流れという説明書、そして中書企業庁発行の「平成20年度 フランチャイズ契約の留意点」のパンフレット(のコピー)が添えられており、準備万端、あとはハンコを押すだけという状態。

正直、人生の大事な決断である独立開業の行方を託すフランチャイズ本部選びの期間として、たったの5日はないなぁという感想です。加盟する一個人にとっては、安からぬお金を動かす機会でもあります。もっと考える時間が欲しいところです。

人によっては「自分の開業したい場所が、あと数日で決心しないと他の誰かに取られてしまう!」と、結論を急ぎすぎてしまうのではないでしょうか。

結局、5日間の期限内に決心することができず、お返事を保留してしまいましたが、その後「ご検討ください」という内容のお手紙が届きました。

総評:推しが強いので、本当に加盟を決心してから参加するのがオススメ

この説明会のレポートは、当サイトの管理人の個人的な目と考えというフィルターを通したものですので、公平で歪みがないものとは言えないかもしれません。その前提で見ていただけると嬉しいのですが、私の感じた「おそうじ本舗」さんの説明会の評価は以下の通りです。

おそうじ本舗の説明会の個人的評価
説明の分かりやすさ とても分かりやすい
営業が強引でないか かなり強く押し、期限を切って決断を迫られます。説明会に参加してから決心するというより、決心が出来てから説明会に参加するくらいがベスト
研修・営業のサポート体制 大手にしかできないシステムとネットワークは大きな強み